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スタッフ 石川春子の自己紹介

 不動産鑑定士 石川春子です。
 不動産鑑定士事務所を設立して36年になります。あまり知られていない「不動産鑑定士」を目指すことになったのは、ひょんなきっかけからです。
 若かりし頃、就職氷河期のもっと昔の「女子大生亡国論」が論じられていたころ就職先も決まらないまま大学を卒業し、新聞の求人欄を片手になんとか中堅建設会社に滑りこみました。
 仕事はまさに「お茶くみ」、男性社員の営業補助(交通費の整理等)でした。する仕事がなく暇で暇で、眠くて眠くて、「もうアカン嫁の口でも真剣に探さんと」と退職するつもりで先輩OLに報告したところ、「ちょっと待ち、早まったらあかん」と云われ、忙しくて困っている社員がいるということでお手伝いをすることになりました。
 仕事は土地の調査で、初めて法務局に行き土地の登記簿謄本を申請し、公図を書き写すことでした。案件はどこぞの会社が国有地の山林を払い下げてもらう際に、隣接する里道・水路をかってに潰してしまったらしいので、近畿財務局にえらく怒られ慌ててこれらの土地を払い下げてもらうことになったとのこと。「無主の不動産は国庫に帰する」(民法239条2項)という条文があるということでした。
まったく無知だった私は、「民法って生きた法律なんや」と目から鱗、俄然興味が湧いてきました。これがきっかけで、土地に関する調査業務を教えてもらいながら担当することになりました。財産区の池の払い下げ、住宅用地やゴルフ場の買収等の事前調査、開発許可に関する仕事に関与することになりました。これが「不動産鑑定士」に至るきっかけでした。

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